2010年9月29日水曜日

どこまでも写真のコマ撮りによるイメージビデオ

LisM a.k.a. Go Hiyama とのコラボレーション第2弾となった、Swingに収録されている Cause の映像は、全編EOS 5DとEOS 5D MarkIIで撮影されました。いわゆる “time lapse”です。
カメラを固定して撮影のインターバルを長くし、かなり長時間撮影したシーンと、あえてインターバルを短くして、編集の段階で時間を引き延ばすシーンなどを混在させてみると、一定のリズムで流れていく曲のリズムに対して、そのテンポと対峙するようなちょっと不思議な時間の流れスピード感を味わうことができました。




Swing | LisM a.k.a. Go Hiyama

心地よい内側 に包み込まれるサウンド Gradation – LisM a.k.a. Go Hiyama


それは、ホテルのロビーを行き交う人々とデザインとの心地よい関係を見つけるプロジェクトです。ホテルをひとつの大きな装置、器と考えた時、エントランスに一歩足を踏み入れた時からその「inside」の世界が始まることを意識して、そこに存在するストーリーとデザインを模索するプロジェクトでした。
ここでは視覚的なデザイン・・・グラフィックデザインやインテリア、造形的なデザインと同時にこの空間を包み込む音楽も重要なアイテムの一つ。
テクノアーチストのGo Hiyamaとのコラボレーションでプロジェクト全体のコンセプトとなった「時間の経過」と「透明感」を共有して、ホテルの内側のながれる風のような、香りのような音楽が誕生しました。
シャープでしなやかな、出しゃばりすぎない癒しを感じさせてくれるトラックが、「心地よい内側」にいる間隔を呼び起こしてくれます。
制作後に行われた Go Hiyama へのインタビュー
○はじめ inside プロジェクトのコラボレーションの話を聞いてどうでしたか?
Hiyama:
オリジナル楽曲を製作する時は、自分の中にある考えや、その時々の考えから解いて行くのですが、
今回はホテルとういものが先に存在しています。話を聞いた段階で、今までの制作とは違う方法・内容になるだろうと思ったのでワクワクしましたね。
○inside プロジェクトはGo Hiyamaにとってどんな意味があったのでしょうか。
またLisMの制作活動に何か影響を与えましたか?
Hiyama:
insideプロジェクトには、しっかりとしたコンセプトがあります。それ自体が制作活動に与える影響でした。一人でアイデアをゼロからつくるのではなく、皆でコンセプトからつくり出す。プロジェクトが進むにつれ音色や展開構成にまで新しい試みを取り入れていきました。
○Go Hiyamaから見て inside project はどんなアクトなんですか?
Hiyama:
ストーリーです。
「ホテル」で言い切れば、ただ「ホテル」でおわる。ホテルという一つのラインがあり、内側・外側が生まれる。そうなるとそれぞれに世界が出てくる。そのストーリーを聞いた時には、想像のホテルにいて音楽も流れてましたよ。どんな音楽で、どんな人がいるのかな?とか、どんな景色なんだろうとか。それって凄い事です。例えばロビー空間。自分にとって、そこはただの通過点。早くチェックイン済ませて部屋でくつろごうといつも思ってます。そんな考えが、inside projectで全く変わってしまうんですから。
○Gophaはどんなチームで、どんな人たちですか。またコラボレーションはどんな状況で進められたのでしょうか。
Hiyama:
年齢も性別も経歴もバラバラで、色んな意見がぽんぽん出てくる。しかも、全く異なる印象かと思いきや、最後に直線を引くと、スッとそれらのポイントを貫いているんですよね。一緒にやってきて本当に刺激的な人たちでした。
コラボレーションのスタートは、主要なキーワードを幾つか頂いただけ。とても自由にやらせて頂きました。自分の音楽をしっかりと聴いていてくれていたからだと思います。
○「ロビーに漂うサウンド」をデザインする上で特に考えた事はどんな事ですか。
また時間をテーマにした morinig から midnigt までのトラックについて簡単に解説してください。
Hiyama:
自分のやり方で、特にLisM名義の作品ではそうなのですが、「こういう曲をつくろう!」とか「こういう展開にしよう!」とかは考えなくて、一つ「思い」を強くもってバーァッと形にする様な制作方法なのですが、今回は「ホスピタリティ」という言葉のイメージ、ニュアンス、響きがズット最後まで心にありました。この言葉は頂いたキーワードの中の一つなのですが、強く一致した感覚がありましたね。
各曲についてですが、
Ricochet Light
朝が少しずつゆっくりと景色をかえてゆく様を表現したいなと。
磨りガラスを透過するような優しい淡さから、水面に反射するような透明感で。
ゆっくりとゆっくりと色が変わっていく。でも、二度、三度、はやかったりする。
こんなイメージで音が重なってゆく曲になりました。
Noon
Gophaの皆さんに、沼津の海岸でフィールドレコーディングして頂き、つくった音です。
外に出て、現実と音の世界との間を行ったり来たりして下さい。そして、またホテルに戻ってきて下さい。
Wavering Polka Dots
すこし時間がたって、「動き」がでてきます。
動きがあるから、個々や全体の輪郭がはっきり見えて、それでまたよりいっそう動きを意識する。なので、エフェクトに
センドしない純粋な音色で、発音自体にこだわって音をならべました。
遊んできたり、なごんだり、交流したり。そんなそれぞれの思いを、一つ一つの音が感じさせてくれると思います。
Float Line
日も落ち、またゆっくりとなるのですが、朝のそれとは違う内容の濃さを感じます。
終息の方向へ向かう流れと、これからもまた動きをます流れ。
その流れの差は、他のどの時間よりもひらいていて、とても不思議なバランスです。そんな二つのレイヤーが互いに浮き
沈みする様を、表現した音の絡みを感じて頂けたら面白いと思います。
Soak
自分の息が聴こえるくらい静かな場所へ。
深い時間が、光とそれ以外のコントラストをより一層明確にする。光がチロチロと揺らめくのが分かるくらい。
そんな種のキラキラを音にしました。



iTunes : Gradation | LisM a.k.a. Go Hiyama
Amazon : Gradation | LisM a.k.a. Go Hiyama

LisM a.k.a. Go Hiyama とデザインする透明な空間と包み込む音楽

LisM は Go Hiyama とは微妙な角度を持って対峙する、繊細な思考を持ったテクノアーチスト。音楽とはほとんど関係のないシーンでの出合いがきっかけで、テーマ性の高いコンセプチュアルな、そしてエキサイティングなコラボレーションをすることができました。

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様々なアーチスト、クリエイターと魅力あるコンテンツ作りを始動させた、クリエイティブレーベル・Geee。アウトプットだけではわからない作り手たちのちょっとした瞬間をブログしていきたいと思っています。